印鑑のお手入れについて

みなさんがよく使用している「実印」「銀行印」「認印」の違いはご存知でしょうか。

銀行印は、金融機関に印影の届出をしているハンコのことで、金融機関で口座を開設する際に必要なものです。

普段は出金時にATMを使うことが多いため不要なのですが、まとまったお金を出金する場合には預金者本人かを確認するためにハンコが必要となります。

普段あまり意識しないと思いますが、ハンコを押すということは「この書類の内容を認めます」という意思表示になります。

そして重要な書類には「確かに本人が押した」という証明が必要で、その証明時に使用するのがきちんと印鑑登録された実印です。

認印はその逆で、何も届け出(登録)していない個人的なハンコのことで、職場や市役所、回覧や荷物の受け取りなど、日常的に使っているものです。

そんな大事なハンコですが、お手入れはどうされていますか?

お手入れとは何?と驚かれた方もいると思います。

印鑑に朱肉がついたまま保管すると、残った朱肉にホコリが付着したまま乾燥します。

それが固まると溝が浅くなり、印影が薄くなることがあります。

また、材質によっては欠けやすくなったり虫に食われたりすることがあるため、実はハンコのお手入れは重要なことなのです。

使うたびに拭いて掃除しているから大丈夫!と思わるかもしれませんが、拭いただけでは細かい汚れは落ちないのです。

あまり使わない実印や銀行印はそのまま引き出しの中に眠っているケースがほとんどですよね。

開運や長く使い続けるために高価な印鑑を買った人は特にお手入れ方法、保管方法には気を使うことをおすすめします。

ではどんなお手入れが必要なのでしょうか?

基本的にはどの印鑑でも使用後は必ずティッシュ等の柔らかい紙・布で軽く拭きます。

印面に朱肉の油分が染み込んだまま保管すると劣化するので、拭く癖をつけると良いでしょう。

そして、ティッシュで拭いても取れない、こびりついた汚れが目立つ場合は毛が柔らかめの歯ブラシで、少しずつ優しく磨いてください。

強く磨くと傷ついたり削れてしまったりするので要注意です。

細かい汚れを落とそうと爪楊枝や針など先の尖った物を使うのも厳禁です。

あとは、落下などの衝撃に気を付けること。

捺印の時もガンッと押し付けるのではなく優しく扱うこと。

印鑑パッドを使用するのがおすすめです。


印鑑には大きく分けて3つの異なる材質があります。

「木材系」と「角・牙系」と「チタン」です。

材質ごとに異なるお手入れのポイントがあるので紹介します。

まずは木材系。

朱肉が染みやすく、朱肉の油が印鑑の傷みや劣化を早めてしまいます。

使い終わったら必ず布またはティッシュで拭くこと。

水にも非常に弱いので濡らさないように注意しましょう。

動物の角・牙系の印鑑。

乾燥に非常に弱いので、暖房器具などからは遠ざけてください。

乾燥がひどい場合はヒビ割れしてしまう可能性があります。

定期的に椿油やオリーブオイルなどの天然の植物油を布につけて表面を磨くと良いでしょう。

そして乾燥に弱い一方で湿気にも弱いため、水に濡らすのは厳禁です。

金属・チタン製の印鑑。

耐久性に優れており、丈夫なのでお手入れは簡単。

使った後は拭けばいいし、水洗いもガンガンしてください。

次に保管方法ですが、タンスの引き出しなどにポイッとしていないでしょうか。

基本的には乾燥に弱いので、必ずケースに入れて保管してください。

動物の角・牙系の印鑑は乾燥や高温多湿にも注意が必要な上、衣類につく虫が印鑑につくことがあるので実印や銀行印など長期間使用しない印鑑の場合はケースに入れると同時に防虫剤と一緒に保管すると安心です。


当店でおすすめしているのが

エシルスと栃木レザーがタッグを組んだオリジナルの印鑑ケース。

国産最高級栃木レザー100%を使用し、プロの職人が一つ一つ丁寧に造ったオールハンドメイド商品です。

植物タンニンなめしのヌメ革は使い込むと色艶が増してくるので経年変化(エイジング)を楽しみつつ長く使える商品になっています。

デザインも印鑑ケースでは珍しいレター型仕様でスタイリッシュ。

フォーマル、カジュアルなシーンのどちらにも合いますよ。

背面のポケットには印鑑パッドが入っているのも便利で嬉しいポイントです。


エシルスではスタイリッシュでおしゃれな印鑑を販売しております。

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長期使用による磨耗で捺印が不可能になった場合や通常損耗による欠けが発生した場合にもきちんと対応いたします。

今回紹介した内容を参考にして、印鑑を長く使い続けられるようにしましょう。